英語を独学しようと思った時に浮かぶのが「音読」かと思います。
調べてみると「音読は無意味」と書かれてたりして、これからやる人にとっては「効果ないの？」と不安になりますよね。
私も音読に挑戦した1人ですが、私の結論は
「音読はちゃんと効果あります。ただし、最低限守ることがあります。」
という感じです。
音読で効果を出すには注意しなければならないことがあるので、この記事ではそこを具体的に解説していきます。
簡単なポイントを押さえればしっかり効果は出るので安心してください。
目次
音読の効果
正しい音読で得られる効果はこちらです。
音読で得られる効果
- 英語を英語のまま理解できるようになる
- リスニング力が格段に上がる
- 口が慣れる、英語が口からすらすら出やすくなる
- 発音が良くなる
これは英語上達完全マップ著者の森沢洋介さんも伝えている効果で、私自身も音読を通じて実際に感じられた効果です。
詳しく解説しますね。
英語を訳さずに理解できるようになる
音読トレーニングでは英文を理解しながら何度も声に出して練習します。
それによっていちいち日本語に訳してから理解するのではなく、英語の語順のまま理解できるようになります。
これができるようになればリーディングやリスニングの理解度も上がります。
リスニング力が格段に上がる
自分が知らない、発音もできない音を正確に聞き取ることは不可能です。
時々「英語を聞き流すだけで話せるようになる」という宣伝文句を聞くことがありますが、残念ながら自分が理解できていない英文をただ聞いていても話せるどころか正確に聞き取れるようになることすらできないです。
反対に自分で発音できる音は聞き取れるようになります。
注意ポイント
そのためには音声をしっかり聞いて発音やイントネーションを真似することが大切です。
適当な発音でたくさん練習しても残念ながら聞き取れるようになりません。
私も音読のトレーニング、特にシャドーイングによって速すぎてついていけなかったTOEICのリスニングパートも、意味を理解して聞き取ることができるようになりました。
口が慣れる、英語が口からすらすら出やすくなる
別の記事で音読の解説をしていますが、音読トレーニングでは合計100回以上声に出して音読します。
進んでいくと英語を話すことに抵抗がなくなります。
日本では授業でもあまりスピーキングの機会がないので、意外と英語を口から滑らかに出すって難しくないですか？
つっかえてしまったり、最初は英語を話すこと自体恥ずかしかったり・・・
音読で数をこなせば、口が英語を話すことに慣れてかなり滑らかに口から出てくるようになりますよ。
発音が良くなる
これは音読トレーニングの中のリピーティングやシャドーイングの効果が大きいかなと思っています。
先ほどもお伝えしましたが、自己流では意味なくて音声をしっかり聞いて真似するように音読することでネイティブに近い発音ができるようになります。
ちなみに私は独立した発音のトレーニングを行わず、途中で都度調べて練習したりしていたので結構手間でした。
最初に1冊仕上げておいた方が音読トレーニングがスムーズに進められると思います。
音読で効果を出すために意識するべきこと
音読は効果がある・なしで結構意見が分かれますよね。
確かにマイルールで音読していてもなかなか効果は出ないかもしれません。
音読で一定の効果を出している人は、しっかりポイントを押さえて取り組んでいるはずです。
効果を出すポイント
- 100％英文の意味を理解してから音読する
- 音声をしっかり聞いて真似する
- 音読だけに頼らない
100％英文の意味を理解してから音読する
まず音読に入る前に音読する英文を100％理解しましょう。
具体的には
- 日本語訳を見て意味を理解する
- 知らない単語を調べる
- 文構造を確認する
などです。いわゆる「精読」です。
精読して完璧に理解した英文を繰り返し音読して初めて身に付きます。
ちんぷんかんぷんの単語を100回音読しても、意味が分かってないので残念ながら身に付かないです。
参考
音声をしっかり聞いて真似する
音声を聞いて真似することで、段々と発音・イントネーション・音と音のつながりも発音できるようになります。
自分で発音できないと聞き取れないので、雰囲気でやらず音声のスピーカーになったつもりで徹底的に真似しましょう。
そうすれば自然とリスニングスキルも上がりますよ＾＾
音読だけに頼らない
音読だけでも色んな効果はありますが、どんなに良い勉強法でも英語学習に「これだけでペラペラ！」という魔法はないです。
読む・書く・聞く・話す、と色々なスキルが合わさって英語力になるので、英語の勉強も複数のトレーニングが必要になります。
文法の知識をつけたり、瞬間英作文トレーニングで自分が言いたいことを英語で言える練習をするのも効果的ですよ！
英語教材などで「〇〇だけで！」、「たった5分」など宣伝文句がありますが、私の知る限り独学で英語を話せるようになった人はやっぱり一定期間、一定量の勉強を積んでいます。
結局は正しいやり方を知って短期間でも集中して取り組むのが1番の近道なのかなと思います。
音読の効果が出るまでの期間
これは当然スタート時のレベルや勉強の量にもよります。
よく「中学レベルの英語を学べば話せるようになる」と聞きますが、私はこの意見に賛成です。
知識として知っているだけでなく、中学レベルの教材でしっかり音読のトレーニングをすれば、仕上げた後にはスムーズに英語が口から出るようになるのではないかと思います。
私の場合音読のトレーニングをやったのは合計で１年くらいだったと思いますが、中学レベルの教材を終えたあたりでかなり英語がスムーズに出てくるようになりました。
期間は正確ではないですが、3か月～半年くらい過ぎた頃かと。
音読のトレーニングと並行して瞬間英作文や精読、文法などの勉強も行っていたので全てが音読の効果とは言えないかもしれません。
けれど、これまで「英語を話す」ということ自体に全く慣れていなかった私の口から、滑らかに英語が出てくるようになったのは間違いなく音読のおかげです。
音読のやり方
音読の効果についてお伝えしましたが、これは正しいやり方で音読を継続した場合です。
ラッキーなことに私は最初の方に正しい音読のやり方を知ることができたので、効果を出すことができました。
ちなみに私がやったのは「英語上達完全マップ」です。
音読トレーニングの内容はこちらの記事で紹介しています。
そもそも「英語上達完全マップって何？」という方はこちら
まとめ
音読の効果やコツについて解説しました。
音読の効果まとめ
- 英語を英語のまま理解できるようになる
- リスニング力が格段に上がる
- 口が慣れる、英語が口からすらすら出やすくなる
- 発音が良くなる
我流ではなく、正しいやり方で継続すればきちんと音読の効果を得ることができます。
音読は1人でもすぐに始められるので、英語の勉強法に迷ったらまずは音読にチャレンジしてみてくださいね＾＾