「英語を話すために文法は必要?」
この疑問についてはネット上を見ても本当に賛否両論ありますよね。
独学で英語を話せるようになった私の答えは「Yes」です。
ブロークンイングリッシュではなく、きちんと通じる英語を話せるようになるには文法を身に付ける必要があります。
この記事では、何故文法が必要なのかや具体的な勉強法について解説していきます。
ここで紹介する勉強法は、ゴリゴリに難しい文法書とにらめっこしながら勉強するスタイルではないので安心してくださいね。
目次
文法を学ぶことの効果
正直なところ、専門家ではないので言語を習得するメカニズムなどはよく分かりません。
なので私の経験をもとに、文法を学ぶと何が良いのかをお伝えしていきますね。
文法ってやらないとダメ?
結論から言うと文法はしっかりやっておいた方がいいです。
「げっまじか・・・」と思われたかもしれません。
英語で言いたいことを組み立てる際に、文法の知識はどうしても必要です。
日本語でも、意識していないだけできちんと文法のルールに沿って文章を組み立てていますよね。
残念ながら日本語が母国語の私たちは、「英語のシャワーを浴びるだけで気づいたらペラペラになっている」ということはありません。
文法をマスターすれば「話す・聞く・読む・書く」全てに役立つ
文法と聞くとどちらかというと長文の読解などで出てくるイメージですが、実際には文法を身に付けると話す・聞く・読む・書く全てのスキルに役立ちます。
まず相手の英語を聞き取ろうにも文法がチンプンカンプンだと理解できないし、自分が英語で伝える時も文を組み立てることができません。
また読み書きの際も、文法を身に付けていないと単語の意味でなんとなく推測してしまうことになります。
4つの重要なスキル全てに文法は関わってくるのです。
私は文法を身に付けてから、英文メールを書く際に長文でも文の組み立てがかなり楽になりました。
翻訳アプリなども使えますが、自分で理解せずに翻訳を使っていると結局意味が通じないということになりかねません。
文法トレーニングのやり方
ここでのやり方は「英語上達完全マップ」をもとにしています。
英語上達完全マップの勉強法についてはこちらを参照してください。
ここでは文法トレーニングのやり方を解説していきます。
「英語上達完全マップ」では文法は瞬間英作文と同じ位置付けになります。
文法トレーニングの進め方
①問題を解く
瞬間英作文同様、問題を解き分からなければすぐに答えを確認します。
長く時間はかけず、10秒程で答えを見ましょう。
解説を見てしっかりと理解します。
解く際には時間をかけず理解する時はじっくりと、のイメージです。
②音読する
①できっちり理解した英文を数回音読し、暗唱してみます。暗唱とは英文を見ずに言ってみることです。
この時文法のルールをきちんと意識しつつ音読するのがポイントです。
いきなり暗唱が難しければ、最初のサイクルでは英文を見ながらの音読を行います。
また暗唱しながら紙に書いてみるのも効果的です。私はスラスラと言えるようになるまで紙に書きまくっていました。
スムーズに1~2回暗唱できるようになればOKです。
③サイクルを回す
テキストの最後まで行ったら第2サイクルへ入ります。
①~②をもう一度繰り返していきます。
問題を解き理解する→音読→暗唱の流れです。
5サイクルほど回して楽に暗唱できるようになればOKです。
次の教材へいき、また①の手順から行います。
文法トレーニングにおすすめの教材
ここでは教材のレベル分けと、おすすめの教材を紹介します。
各教材の詳しいレビューについてはこちらの記事で紹介しています。
→【英語上達完全マップ】文法教材レビュー!これで文法書は卒業
どのレベルの教材を選んだらいい?3つのレベル分け
文法トレーニングでは3つのステージに分かれています。
ステージ1) 中学レベルの仕上げ。高校入試問題集を使用。
ステージ2) 大学入試用問題集を使用。
ステージ3) TOEIC、TOEFL文法問題集を使用
※ステージ3については必須ではなく文法に弱点がある場合などに行うようにします。
使用した教材:第1ステージ
第1ステージで使用した教材はこちらの2冊です。
高校入試英文法マスター155題
高校入試英文法マスター155題会話できる英文法大特訓(瞬間英作文と兼用)
会話できる英文法大特訓 CD付
使用した教材:第2ステージ
第2ステージで使用した教材はこの2冊です。
英文法・語法のトレーニング演習編
英文法・語法のトレーニング2 演習編 改訂版
例解 和文英訳教本(瞬間英作文と兼用)
例解 和文英訳教本 (文法矯正編) --英文表現力を豊かにする
使用した教材:参考書
トレーニングではなく参考書として使用した教材はこの3冊です。
何周か通読して使いました。
FOREST
総合英語Forest 7th Edition
英文法講義の実況中継
山口俊治 英文法講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)
山口俊治 英文法講義の実況中継(2) (実況中継シリーズ)
第3ステージについては、特別教材を使用してトレーニングはしませんでした。 TOEICを受ける直前に、公式問題集を何周か解いて問題形式に慣れたくらいです。
各教材の詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
まとめ:嫌われ者の文法も味方につければ最強の助っ人!
文法の必要性や詳しいやり方について解説してきました。
最初に思い浮かべた文法のイメージとは少し変わったのではないでしょうか。
せっかく英語を学んでいくのに、実際の会話では一言二言話すだけでは悲しいですよね。
ここで英文法をきっちりと学んでおけば、自分が言いたいことを英語で組み立てられるようになります。
また英語の本を楽しんだり英文を書く際にもかなり役立ちますよ。
☆やり方まとめ☆
- 問題を解く
- 音読、暗唱
- サイクルを回す
音読や瞬間英作文のトレーニングと同様に、声に出しながら楽しく習得していきましょう。