DMM英会話の教材で1番人気のデイリーニュース。
良さそうな教材だから受けてみたいけど、初めて受ける場合色々な疑問が浮かびますよね。
- デイリーニュースってどんな教材?
- レッスンはどんな流れで進むの?
- 効果的な進め方はある?
などなど。
この記事では、DMM英会話歴4年以上の中で半分以上デイリーニュースを使ってきた私が、記事の選び方から効果を最大限に伸ばすレッスンの受け方まで詳しく解説します。
デイリーニュースは使い方さえ間違えなければ、英語力のあらゆる面を伸ばしてくれる優秀な教材です。
効果的に使って英語力をぐっと上げましょう。
目次
デイリーニュースってどんな教材?
DMM英会話で1番人気の教材です。毎日新しいニュースが更新されます。
レベルやカテゴリーごとに分かれているので、自分のレベルや好みで検索が可能です。
中身は
- Vocabulary(単語)
- Article(記事本文)
- Questions(記事に関する質問) ※Level7以上は省略
- Discussion(議論)
- Further Discussion(踏み込んだ議論)
の5つのパートに分かれています。
ポイント
Level6までは全てのパートで日本語訳を表示させることが可能です。
※Level7以降は単語部分のみ
新しい単語を覚えたり、ディスカッションでたくさん英語をアウトプットできたりバランスよく学べる教材です。
レッスンの流れ
DMM英会話でデイリーニュースを選択した際の通常のレッスンの流れはこんな感じです。
簡単な流れ
- 挨拶、音声・カメラ確認
- 単語と例文を講師の後に続いて発音
- 記事本文:講師の後に続いてリピートor1人で読む
- 本文に関する質問に回答
- ディスカッション:用意された質問に対して自分の考えを述べる
特にこちらが希望を出さなければ1番上のパートから順番に進めていくことになります。
単語や本文のリピートに関しては、大体講師から「私に続いてリピートしたい?それとも1人で読みたい?」と確認されるので好きな方を選びます。
ディスカッションパートは講師によって話を膨らまして教材以外の質問をしてくれる場合と、教材通りに質問されてこちらが一方的に答えて終わりみたいな場合があります。
ここは講師のレベルとかによっても違いますね。
記事の選び方
デイリーニュースは
- レベル
- カテゴリー
の2種類で絞り込みが可能です。
レベルは5~10まで、カテゴリーは次の9個から選べます。
カテゴリー
- Science&Technology(科学・IT)
- Culture&Entertainment(文化・エンタメ)
- Economy&Business(経済・ビジネス)
- Health(健康)
- Language&Education(言語・教育)
- Asia&Pacific(アジア太平洋)
- USA&Americas(アメリカ)
- Europe(ヨーロッパ)
- Middle East&Africa(中東・アフリカ)
内容が理解できるか不安な場合は、日本語訳を表示させられるLevel5か6がおすすめです。
カテゴリーはまずは好きなジャンルを選んでOKです。
自分の好きなことだと知っている単語が多かったり他の話題よりたくさん話せたりするので、モチベーションアップにも繋がります。
たまに興味のないジャンルも選んでみると知っている語彙が結構偏っていることに気づいたりしますよ。
興味のないジャンルも選ぶべき?
色んなジャンルに詳しくなってディスカッションしたいという方は、まんべんなく選んで受けた方が知識は広がるのでおすすめです。
ただ、全く興味がないジャンルだと言いたいことがなく話が膨らまない・・・ということも起きます。
個人的には好きなカテゴリーの記事を選んでなるべくたくさん話せた方が、結果的に英会話の上達には繋がると思います。
初心者でもデイリーニュースは使える?
DMM英会話のデイリーニュース教材はLevel5以上の内容になっています。
中級以上向けですが、Level5~6の記事には日本語訳もついているので、初心者でも十分受けられます。
ただ挨拶もままならないなど、英会話超初心者の場合はデイリーニュースの内容は難しく感じてしまうので「会話」や「Side by Side」など初心者向けのレッスンが用意されている教材を選んだ方が効果的かと思います。
→ DMM英会話の効果的な受け方とレベル別おすすめ教材を解説
効果を出せない受け方と、効果的な使い方
デイリーニュースはとても優秀な教材ですが、通常の使い方ではあまり効果を得られません。
よくあるNGな使い方=通常通りの流れで受ける
先ほど「レッスンの流れ」でデイリーニュースを選択した際の基本的な流れを紹介しました。
レッスンの流れ
- 挨拶、音声・カメラ確認
- 単語と例文を講師の後に続いて発音
- 記事本文:講師の後に続いてリピートor1人で読む
- 本文に関する質問に回答
- ディスカッション:用意された質問に対して自分の考えを述べる
残念ながらこのやり方は英語力を伸ばすにはあまりおすすめできません。
やってみるとわかるのですが、下手すると単語や本文のパートで時間がかかり過ぎてディスカッションパートまでたどりつけません。
英会話を上達させるなら、デイリーニュースを使ったレッスンで1番時間を割きたいのは最後のディスカッションパートです。
単語や本文は講師の後に続いて英語を読むのでたくさん話したな~という感覚にはなります。
けれど実際に自分の意見を考えて伝えるということは最後のディスカッションパートまでほぼありません。
終わってみると、あまり会話の練習できなかった・・・ということになってしまいます。
効果を最大にするデイリーニュースの使い方
では同じ記事を使って効果を上げるにはどうすればいいのかを説明していきます。
レッスン前の予習
デイリーニュースを効率よく受けるには予習が欠かせません。
単語と記事本文は事前に読んでおき、分からない単語は自分で意味を確認しておきます。
予習をしてもどうしても分からなかった部分だけメモしておき、レッスンで講師に確認します。
ポイント
レッスンの予約の際に「このパートはスキップしたい」など自分の希望を書いておくと講師も把握できるのでスムーズです。
レッスン中
予習でメモしておいた不明点を講師に確認します。
この時できればチャットに書いてもらうと復習の時に役立ちますよ。
単語は予習のみでレッスン中はスキップしますが、それ以外のパートの受け方は自分が伸ばしたいスキルによってアレンジします。
発音を磨きたい場合
まず発音が良い先生を予約。
記事本文は講師をリピートではなく自分で読み上げてイントネーションや発音をチェックしてもらいます。
ディスカッションパートは通常通り行います。
レッスンでいきなり読むとつっかえてしまったりするので、予習の際に声に出して練習しておくとスムーズです。
スピーキングを磨きたい場合
単語、本文、質問のパートはすべて予習しておいて、不明点のみ講師に質問します。
ほとんどの時間をディスカッションに使い、できる限り自分の意見をたくさん言えるようにします。
ポイント
自分が伸ばしたい&弱い部分を客観的に見て洗い出し、伸ばせるような使い方をすることが大切です。
レッスン後の復習
レッスンで指摘を受けた発音やイントネーション、講師に確認した不明点を復習します。
またディスカッションパートでは「こう言いたいのにうまく言えない」という文が出て来たりします。
レッスン後に自分で改めて考えてみたり、辞書を引いたりしてレッスンで言えなかったことを言えるように練習しましょう。
上級者編
上級者の場合、議論中心で時間が余ることもあります。
さらなるスピーキング力アップの練習としておすすめなのは「記事の要約」です。
日本語でも文章の要約は相手に分かりやすく伝える能力を鍛えるのに有効と言われますよね。
選んだデイリーニュースの内容を自分で要約して講師に伝わるか確認したり、添削してもらったりします。
要約は上級者になっても結構難しいです。
記事の意味を理解するのは簡単になってきても、要約すると意外とできなかったりして「あれ、意外と内容理解できてなかったのかも」と気づくこともあります。
要約の練習をすると、理解力のチェックになるだけでなく、分かりやすく英語で説明する力も身に付きます。
デイリーニュースの効果
デイリーニュースは使い方次第で色んなスキルを伸ばすことが可能です。
語彙力や読解力も上がりますし、ディスカッションを通じて自分の言いたいことを英語で伝える力も身に付きます。
また効果的な使い方のところでも説明した通り、自分で使い方をアレンジすれば発音の矯正や英語で説明する力も上げていけます。
もちろんそのためには予習・復習が大切です。
何度も繰り返し練習したり、自分が言えなかった内容をレッスン後に確認して言えるようにすることで、レッスンの度に力がついていきます。
デイリーニュースのメリット・デメリット
デイリーニュースのメリット3つ
デイリーニュースのメリットはこの3つです。
- 毎日更新されるので常に新しい教材で学べる
- 色んなスキルを総合的に上げて行ける
- レッスンで使わなくても自習用としてリーディングの勉強に使える
①毎日更新されるので常に新しい教材で学べる
デイリーニュースの記事は毎日更新されます。
他の教材の場合、毎日受けてると受けたいレベルを一周してしまったりしますが、デイリーニュースなら毎日新しい記事がアップされるので常に最新の教材で学ぶことができます。
毎日レッスンを受けている人にも嬉しいですね。
②色んなスキルを総合的に上げて行ける
先ほどもお伝えしましがデイリーニュースでは語彙力・英文読解力のほか、使い方次第で発音やスピーキング力全般を磨くことが可能です。
その時々の自分の苦手なポイントによって強化できるスキルを変えることができます。
1つの教材でここまで色んなスキルを上達させられるのはなかなか無いと思います。
③レッスンで使わなくても自習用としてリーディングの勉強に使える
デイリーニュースはレッスンの教材としてもおすすめですが、レッスンで他の教材を使っても自習用として使うことができます。
毎日複数の記事がアップされますし過去の記事も大量に見ることができるので、移動中などすき間時間を使ってリーディングの勉強に活用できますよ。
ポイント
ディスカッションパートも、質問を読んで「自分ならどう答えるかな?」と考えて言ってみるだけでもスピーキングの練習になります。
デイリーニュースのデメリット2つ
デイリーニュースのデメリットはこの2つです。
- 似たような内容の記事が出る
- 毎日やると形式に飽きる
①似たような内容の記事が出る
毎日更新されているので仕方ない部分もありますが、「健康」や「教育」のカテゴリーなどは前にも出てたような内容の記事がアップされることがあります。
アーカイブ(過去の記事)もたくさんあるので直近の記事で選びたいものが無い時は、昔の記事とかでレッスンするのもおすすめですよ。
②毎日やると形式に飽きる
毎日新しい記事で学ぶことはできますが、毎日やっていると単語と本文を読んでディスカッションして・・・という形式に若干飽きてきます。
対策としては「効果的なレッスンの受け方」でも紹介した通り、自分が磨きたいポイントを決めそれに合わせてデイリーニュースの使い方をアレンジします。
受け方を変えると新鮮な気持ちでレッスンに臨めますよ。
また思い切って一旦デイリーニュースをやめて他の教材を受けてみるのも気分転換になります。
上級者であれば好きなトピックを選んでフリートークしたり、DMM英会話以外の教材を自分で探してみるのもおすすめです。
まとめ
DMM英会話のデイリーデイリーニュース教材の効果的な進め方について解説してきました。
ポイントまとめ
- レッスン前 → 単語や本文はしっかり予習する
- レッスン中 → ディスカッションのパートに時間を割いてたくさん話す
- レッスン後 → 講師に質問した不明点を再度確認。うまく言えなかったことを自分でもう一度言ってみる。
25分という短い時間ですが、せっかくマンツーマンレッスンなのでなるべく講師とたくさんキャッチボールする時間を作るのが英会話上達のコツです。
デイリーニュースを有効活用できれば、語彙力や読解力だけでなく発音やスピーキング力も着実に磨いていけますよ。
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